麻雀の効果(健康麻雀メイト通信VOL.4)

麻雀が持つ効果とは?

今ではオンライン麻雀ゲームの普及により、20才代や30才代の人たちも麻雀を娯楽として楽しむ機会が増えていると思いますが、麻雀と言えば、50~60才代のおじさんが雀荘で麻雀卓を囲んでタバコを吸いながら行っている絵が頭に浮かぶ人は、案外多いのではないでしょうか。年配の人にとってみれば、麻雀は余暇を楽しく過ごすための限られた娯楽のひとつで、過去ピーク時の麻雀人口(1982年2,140万人)を踏まえると、今では想像できない程多くの人が麻雀を楽しんでいたことになります。では、麻雀は楽しく余暇を過ごすためだけのものなのでしょうか?

麻雀の効果① コミュニティーの形成

オンラインゲームやYouTubeのある今とは違って、以前は娯楽の数が限られていたのは確かですが、麻雀の効果は他にもあります。麻雀はご存じの通り4人で行うゲームで、ゲーム中は自分以外の3人と常に何らかのコミュニケーションを図りながら、ゲームを進めて行く必要があります。これは、麻雀をしている人の意志にかかわらず、麻雀卓を囲んでいる人お互いの心的距離を縮め、良い人間関係を作るのに役立ちます。タバコを吸う人が喫煙所コミュニティーを形成し、そこで仲良くなったり、いろいろ情報を交換したりしているという話を良く聞きますが、それと同じ効果を麻雀は持っていることになります。昔は嫌煙権などなくどこでも喫煙でき、喫煙所という場所が存在しなかった分、麻雀の持つコミュニティー形成の役割は、今以上であったのかもしれません。

麻雀の効果② 論理的思考の鍛錬

更に麻雀には、麻雀している最中は常に脳が活性化しているために、脳トレの効果があることです。麻雀役が多く、状況に応じてその中から最善の麻雀役(時には降りることも含めて)を作るためにアイディアを練り、知識と効率の良い牌の切り方の知識経験を連動させて行うこの作業は、前頭葉をフル活動させます。また、点数計算をするときは、頻繁に脳内で暗算を繰り返します。更に、自分のことだけでなく同時に相手についても考える必要があり、相手の手を読むために今までの知識・経験を読み出して、臨機応変に脳を回転させます。ひょっとして、仕事で企画やアイディアを立案する際に、なかなか良い企画、アイディアが出ない時など、麻雀の脳トレ効果が発現して知らず知らずのうちに、あなたをそんな窮地から助けてくれているかもしれません。実際のところ、企業の経営者の中には麻雀好きは多く、「麻雀とは刻一刻と変化する状況の中で、勝てる確率が高い時を瞬時に判断し、素早く決断を下すことの繰り返しで、麻雀が強い人は状況判断力が優れている」と思っている経営者もいます。そんな観点からは、麻雀は論理的思考を鍛えるための鍛錬の場であると言えるのかもしれません。

麻雀の効果③ 感情の制御

麻雀とは、どんなに実力差があっても上級者が常に勝てるゲームではなく、運に左右される一面を持ちます-当然、ゲームの回数を重ねれば実力差が出て、最終的には勝率の形で結果に反映されます-。最初の配牌の不公平なところや、思い通りに牌が来ないこと、悪い待ちなのに相手に自模られることなどいろいろな形で現れます。自分が役満で聴牌している時に、相手にタンヤオで軽く流されるのは、その中でも最たるケースと言っていいかもしれません。これは実力差にかかわらず、麻雀をする人は誰でも何回も経験していることだと思います。そのような時に大概助けとなるのは、感情をコントロールするスキルです。感情をコントロールすることにより、戦局を冷静に分析でき、反撃の狼煙を上げる機会を的確に判断できるようになります。また、運に左右される度合いを軽減し、長期で見た時の勝率を高める要因ともなります。上級者になるためには、必須のスキルです。

最後に

麻雀の効果を考察しましたが、純粋に麻雀をゲームとして捉えている健康麻雀においては、その効果は尚更です。麻雀の効果に興味を持たれたならば、ぜひ周りの人を誘って、健康麻雀にトライしてください。最初はそうかと疑問に思われるかもしれませんが、徐々にその効果を感じられるはずです。周りに麻雀をする人がいない場合は、近くにいる麻雀仲間を探してみるのも一つの手です。インターネット上には、様々なカテゴリーのメンバー募集の投稿をまとめて掲示しているウェブサイトがありますので、そこで「麻雀メンツ募集」、「麻雀友達募集」などの投稿をチェックしてみたり、健康麻雀の仲間が集うウェブサイトがありますので、そこでいろいろな人と交流をしたりして、お近くの麻雀仲間を探してください。